口呼吸による口の渇き

最近、口を開けて口で呼吸をする若者が増えているといいます。
ある調査では、20代のなんと約90%が、無意識のうちに
口呼吸となっているという、驚くべき数値が出ています。

・口が渇く
・喉が粘つく、いがらっぽい
・喉に痰が絡む
・口内炎が出来やすい

上記の項目に心辺りがある方は、口呼吸の可能性が高いそうです。

口呼吸は、口臭が発生する原因になります。

口呼吸による弊害として、外気が直接喉や肺に送られてしまう為
免疫機能の低下を伴い、扁桃腺炎や風邪、呼吸器のアレルギーを
発症しやすくなるそうです。
また、唇や舌、口腔内も乾燥し、唾液による洗浄作用が働かなくなる為
口腔内の細菌が増え、虫歯や歯周病、口臭が発生し易くなり
舌の乾燥により、味覚障害にもなりやすくなるといいます。

鼻呼吸だと、埃やウィルスなど空気中の病原体を50~80%程度
鼻の粘膜で吸着してくれる事で取り除いてくれるのですが
口呼吸だと、それらがダイレクトに体内に入ってきてしまいます。

口呼吸の原因には、鼻炎などの鼻の疾患や歯並びなども
影響がありますが、多くは、前歯で噛み切らなくても食べられる
柔らかい食品が多くなったという食生活の変化で
口の周りの筋肉(唇輪筋)が鍛えられていない事が大きいと
言われています。

口呼吸を治すには、食事の際に良く噛んで食べる事や
ガムを口を閉じた状態で毎日1時間程噛むと効果が
あるといわれています。

噛む行為は、顔の表情筋の鍛錬にもなります。
表情筋を鍛える事は、顔が引き締まり、美しく表情豊かな顔
作る上でも欠かせない鍵となります。

口臭予防や、疾病予防以外でも、いつまでも若々しく
表情豊かな、顔を作る上でも、口呼吸は気をつけたいものです