病気による口臭とは?

いくらお口のエチケットに心がけていても、なんだか臭いが気になるなと
思われる方、もしかしたらそれは

身体の疾患による口臭ではないでしょうか。

 

身体に何かしらの疾患が発生している場合にも
口臭のニオイがする場合があります。

代謝性の疾患で、糖尿病や肝性昏睡、尿毒症、肝硬変、慢性肝炎
消化器疾患の胃潰瘍、慢性胃炎、胃拡張、十二指腸潰瘍、胃がん
呼吸器系の疾患である蓄膿症や慢性気管支炎、化膿性気管支炎、肺がん
など、それらの疾患の影響で口臭が発生する原因となります。

実は口臭の原因は、殆どの場合口腔内にある場合が多いのですが
全体の約1割は、身体の病気による原因だとも言われています。

代謝の異常や病原菌が原因で特定の物質が増えたり、組織が破壊されて
ニオイを持つ成分が発生し、口臭になる事があります。

糖尿病では、アセトン(甘酸っぱい)、ケトン臭がします。代謝の異常でアセトンが
増加することにより発生します。
肝性昏睡では、ねずみ臭となり、尿毒症では、アンモニアのニオイになるそうです。
消化器系では、炎症を起こした胃粘膜から腐敗臭のようなニオイ。
呼吸器系では、鼻炎や蓄膿症など軽度であれば臭いはしませんが
症状が重度になると、日頃から臭いを感じ難くなっている為
自分の口臭に気付かないことがあると言います。

また、疾患による影響で唾液の分泌が少なくなる事も
臭いを発生する原因にもなっています。
唾液には、強力な殺菌作用があります。その唾液が疾患により
分泌されにくくなると、十分な口腔内の殺菌が行われない為
余計口臭が酷くなるというわけです。

 

これで病気が口臭の原因になる事が分かったと思いますが
まずは、病気の治療を優先し健康になる事が最優先です。
疾患に対して適切な治療を行うことにより、病気が原因の
口臭はいずれなくなるはずです。